徳島ひとり旅2日目②
こんにちは。
徳島ドライブの続きです。
鯛でおなかを満たした後、
祖谷渓に向かうのですが、ちょっと長い道のりなので
途中休憩がてら寄り道をします。
「第九の里」
徳島坂東はアジアで最初にベートーベンの第九が演奏された場所なのです。
坂東には第一次世界大戦時俘虜として日本へ連れてこられたドイツ兵の
収容所がありました。
そこは国際法に則った模範的な収容所であったそうで、
住民との交流もあったようです。
終戦を迎えドイツ兵が故郷へ戻るときに演奏されたのが最初だったとのこと。
映画「バルトの楽園」で予習してきたので背景はばっちりです。
今は道の駅として当時の建物が1棟残されているのと、
資料館が丘の上に立っています。
それでは、ドライブ中の飲み物を買って
徳島道へ。
徳島道は高速道路ですが片側1車線…
このタイプの高速道路は怖くて苦手です…
そうこうしているうちに1時間弱で祖谷渓の入り口へたどり着きました。
祖谷渓まではくねくねの山道。
道幅も狭くコンパクトカーをレンタルしてよかったと思いました。
軽でもいいのかもしれませんが、高速道路、山道を考えると
ある程度の力のある乗用車がいいと思います。
これが祖谷渓のひの字渓谷です。
ひの字が深すぎて私のカメラではお伝えできませんでした。
本当に深い渓谷で、鋭くえぐれているので
下を見ると吸い込まれそうになります。
ここも高所恐怖症の方はあんまり近づけないかと思います。
そのまま山道を進むと祖谷のかずら橋入り口になります。
かずらという植物のつるで編まれた吊り橋。
日本三奇橋のひとつです。
平家物語の時代、源平合戦に敗れた平家が四国の山奥まで逃げてきたそうな。
追手が来てもすぐに吊り橋を切ることができるように
かずらで橋を作ったと伝えられています。
↑あれ、これから渡ります!
入口。みんなこわごわ渡り始めます。
景色がきれいですね。
と余裕なのはまだ吊り橋に足を踏み入れていないから…
足元はこんな感じで高さが結構あるんです。
そして隙間も結構あるんです。
さらに結構揺れるんです。
写真はこれが限界でした。
なにせ片手が離せないもので…
徳島は高所恐怖症の方には難易度が高い観光地が多いですね。
これはどのガイドブックにも載っていない発見です!!
日が傾いてきたので少し急ぎます。
小股で歩いても危ないということから由来するようです。
なんて危ない場所なんだ…
新潟にも親知らず子知らずなんていう物騒な名前の場所がありますが
昔の人は大変だったんだなと思います。
5月はたくさんの鯉のぼりも泳いでいてきれいでした。
ここでは川下りができます。
ライフジャケットを着込んで、船に乗り込みます。
川は清流でとても透明度が高いです。
動いている船からもちゃんと魚が見えますし、
浅い場所になると川底が見えるんです。
この日はお天気もよくて、汗ばむくらいだったのですが
さすがに夕方になり、川で船に乗っていると肌寒くなってきました。
本日の予定は終了です。
走行距離約250㎞
これで海から山までぐるっと回りました。
でも思ったよりもそれぞれの場所でゆっくりできた気がします。
自分の住んでいるところに比べると徳島は面積が狭いのがよくわかります。
さすがに250㎞は結構走ったなと思いますが、
途中高速にものったので距離としてはこんなもんかなという感想です。
お天気もよくて気持ちよくドライブができました。